本園の行事は何かを上手に発表する、そしてそのために頑張って訓練するようなものではありません。行事はその季節ならではの体験をしたり、普段はできない経験をする機会です。子どもの日々の生活に潤いを与える機会、成長のチャンスでありますが、苦しい思いをしながら耐え抜いたりするものではありません。そのため、当日を楽しむための“練習”をすることはありますが、「上手になるため」「間違えないようにできるため」の練習は行っていません。
本園では一つひとつの行事を行う前に、その年の子どもたちの興味や関心、成長、そして行事を通して感じてほしいこと、育ってほしい力について、保育者同士じっくり話し合いをしてから計画・実行しています。そのため、年度によって行事の内容なども変わります。「見せる」ための行事ではありませんが、行事に取り組む子どもたちの姿から、きっとお子さんの成長を感じていただけると思います。